Contents
売上改善アクションツールとは?
売上改善アクションツールとは楽天によって2018年5月10日にリリースされたRMSの機能の一部です。これまでは、R-DATE TOOLのアクセス分析のキーワード分析からどんなキーワードでお店にユーザーが流入してきているのか把握することが出来ましたが、「売上改善アクションツール」では、どの検索キーワードで、どれくらいのアクセスが取れているかだけではなく、その検索キーワードからの転換率と楽天内検索順位まで明らかにすることが出来ます。
売上改善アクションツールの確認方法
「RMSのデータ分析」→「6, 売上改善アクション」からツールを確認することができ、その中の「アクセス人数改善」から「Step1, 商品別検索キーワード」「Step2, 商品別特典設定」「Step3, 関連キーワード・ユーザトレンド」の3項目を選ぶことができます。
売上改善アクションツールの有効活用方法
商品別検索キーワードに関して
まず始めに、Step1, 商品別検索キーワードを選択します。
①には該当の商品名が表示されます
②にはその商品に対して楽天市場内検索からどれくらいのアクセスが取れているかという数字が表示されます。(毎月1~月末までの検索数の合計になります。)
③にはその商品に流入してきているトップ5のキーワードが表示されます。
④には該当のキーワードから何人の方が流入してきているのかという数値が表示されます。
⑤では、そのキーワードから①の商品へ流入をしてきた場合の転換率が表示されます。
⑥は、そのキーワードで検索をした時に、この商品が何番目に表示されるのかという順位です。
⑦は改善すべきアクションの項目が自動で選択されています。
今回の例を用いると、「缶コーヒー24本セット」の商品ページにたどり着いたユーザーのうち、最も多くの人は「缶コーヒー」というキーワードでたどり着き、そのうち21.04%の人は購入に至った、ということです。このキーワードに関しては多くのアクセスも取れていますし、転換率も高いので「good」という評価になっています。
一方で、「コーヒー」というキーワードで検索をした方は13.21%という高い転換率をキープできていますが、アクセス数が少ないため「コーヒー」という検索結果のSEO対策が必要なため、売上改善アクション蘭は「アクセス数を増やそう」となります。
アクセス数を増やすための、楽天市場のSEO対策についてはこちらをご覧ください
<【2018年最新版】楽天市場のSEOの対策と攻略方法に関して>
また、「ブラックコーヒー」というキーワードに関しては「転換率」が低いため、売上改善アクションツールの回答は「転換率を上げよう」となっています。
転換率を上げるためには、ポイントや送料設定なども大切ですが、どちらも大きくランニングコストがかかるため、一度商品ページの見直しをする必要があります。
転換率を上げるための楽天市場の売れる商品ページのポイントに関してはこちらでまとめています。
商品別特典設定に関して
商品別特典設定の項目では、各商品ごとに下記が確認できます。
・送料無料設定がされているか
・あす楽設定がされているか
・レビュー数
・レビューの評価点
・ポイント倍率
このツールの有効な使い方としては、まずStep1の「商品別検索キーワード」を確認し、「転換率を上げよう」という改善アクションが指摘されている場合に、このツールに戻り、送料設定やポイント設定を確認していくという方法が効率的です。このツールからすぐに、商品個別編集ページへ飛べるのですぐに修正もできるため便利です。
関連キーワード・ユーザトレンドに関して
このツールでは、「自店舗に流入の多い検索キーワード」、「楽天市場検索での関連キーワード」、「キーワード検索ユーザの性別・年齢」を確認することができます。もし該当の商品の商品名やキャッチコピーに関連キーワードが入っていない場合には、必ず挿入するようにしましょう。
また、タグIDの確認も可能なため、タグIDとして追加するべきものがあれば、検索結果を絞り込んだ際や、下層のランキングにも表示されやすくなるため、こちらも合わせて確認をすることが大切です。
楽天が新規で導入をした売上改善アクションツールにより、お店の課題を明らかにするのが簡単になりました。しかし、課題は見つけるものではなく、解決するもの。
安易に、アクセスが足りないからといって広告を使うという選択肢以外にもできることはたくさんありますし、転換率が低いからといって、ポイントをかけたり送料無料設定をする以外の転換率対策はたくさんあります。
当社では、多種多様な引き出しをもとに、お店様の売上を改善することに多くの実績がございます。売上改善アクションツールで一度お店の課題を確認いただき、どんな解決策がベストなのか、ぜひ一度無料問い合わせをいただければ、幸いです。