楽天EXPOで発表されたONE DELIVERYとは?
2018年7月17日に楽天EXPOがグランドプリンスホテル新高輪で開催されました。
そこで三木谷会長兼社長から「注文から配送/物流まで全て自社で行う」という方針が発表されました。
楽天スーパーロジスティクスの拠点を全国に拡大し、2020年を目処に楽天市場出店店舗様の全ての商品を 楽天から発送をできるようにする、ということです。Amazonに出品をされている会社様にとっては、FBAのようなものをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。
背景には、物流コストの高騰や、対Amazonを見据えて配送日、到着日をわかりやすくする狙いがあるはずですが、 店舗様としては、独自の配送のサービスやCRM施策などがやりにくくなるのではないかという懸念もあります。また、Amazonを例に取ると、FBAに在庫を入れている商品ほど、カゴ取得率が上がり売れやすくなるなどの販売においての優遇施策があり、そのような施策を仮に楽天でも実走されるとなると、大きなゲームチェンジが起きそうです。
ECと物流は切っても切り離せない関係性にあり、配送料金の高騰や、人手不足、再配達の過多など様々な問題を 抱えている現在の状況を、楽天がいかに変革していけるのか、大きな取り組みとなりそうです。