楽天市場におけるクーポンとは?
楽天市場で売上を伸ばすための方法として広告の使用が真っ先に思い浮かぶと思いますが、それ以外の効果的な方法の一つにクーポンの発行があります。
楽天市場のクーポンは2種類に分けることができます。それが「サンキュークーポン」と「配布型クーポン」です。前者は楽天市場で店舗運営をしている方は聞き馴染みがあるかと思います、
サンキュークーポンはご購入頂いたお客様が購入完了後に表示されるページで手にすることができるリピーター育成用のクーポンです。
配布型クーポンはページ上に設置したり、文字通りメルマガを利用して配布することでお客様の手に渡るクーポンです。
それでは詳しい両者の内容や効果的な使用方法についてご説明していきます。
それぞれのクーポンにて設定できる内容は以下の通りです。
内容 | サンキュークーポン | 配布型クーポン |
定額値引き | ○ | ○ |
定率値引き | ○ | ○ |
送料無料 | × | ○ |
有効期限設定 | △ | ○ |
公開/非公開設定 | × | ○ |
獲得対象ユーザー設定 | ○ | × |
利用回数設定 | ○ | ○ |
クーポン併用可否 | ○ | ○ |
会員ランク指定 | × | ○ |
対象商品指定 | × | ○ |
お分かりになると思いますが、サンキュークーポンよりも配布型クーポンの方が設定自由度が高く用途に応じて適切な対応が求められます。
両者のクーポンに違いがある部分だけ簡単に説明していくと、
・送料無料クーポン発行
サンキュークーポン:設定不可能
配布型クーポン:設定可能
・有効期限の設定
サンキュークーポン:1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月の設定ができます。
配布型クーポン:自由に設定できます(あとで調べる)
・公開/非公開の設定
サンキュークーポン:設定不可能
配布型クーポン:設定可能
・獲得対象ユーザー設定
サンキュークーポン:初回購入者限定で発行 or すべてのユーザーに発行が選べます。
配布型クーポン:そもそも購入者に配るクーポンではありません。
・会員ランク指定
サンキュークーポン:設定不可能
配布型クーポン:利用できるユーザーランクを指定できます。
・対象商品指定
サンキュークーポン:設定不可能
配布型クーポン:売上を伸ばしたい特定の商品を指定することができます。
このような違いがある理由は、購入者限定に配布されるサンキュークーポンはリピーターの育成に重きを置いているからと言えます。
では配布型クーポンをどのように活用していくのかについて見ていきましょう。
クーポンの効果的使用方法
配布型クーポンを効果的に使えば楽天市場におけるショップ運営をより戦略的に進めることができます。
まず前提として、一定期間内のアクセス集中度や売上が楽天内検索において上位表示させるための要因であるという事実を知っておく必要があります。(2018年6月現在)
つまり闇雲に全商品対象の300円OFF値引きクーポンや送料無料クーポンを発行しても売上や期間が分散し、配布型クーポンの恩恵に十分にあやかることはできません。
同じ値引きをするのであれば、いっときのクーポンによる売上だけでなく、「クーポンによる直接的な売上」と楽天内SEO向上による「検索流入による間接的な売上」の両方を狙うことが最大限の効果を引き出すポイントになります。
効果的にクーポンを発行するためには、楽天内の競合店舗の状況を予測しつつ、売上を上げたい期間と商品の選定をすることが求められます。そしてPDCAサイクルを回し将来の売上につながるように継続運用する必要があります。
そのためには弊社のように楽天市場内のトレンドやイベントを把握しているプロフェッショナルと一緒に運用していくことが理想的と言えます。日々の店舗運営でおろそかになりがちなクーポン使用時期のアクセスと売上の増減、クーポンの使用率等も詳細に分析し改善案を店舗様のニーズごとにご提案させていただくことが可能です。
一方のサンキュークーポンですが、こちらも絶対に疎かにしてはいけません。というのも楽天で買い物をしたすべてのユーザーがこのクーポンを絶対に目にすることになるからです。決済を完了した画面にクーポンが表示されるため、一定の割合しか見られないメルマガなどと違い、すべての人に次回の購入につなげるための訴求ができるのです。
配布型クーポンで新規顧客を獲得し、サンキュークーポンでリピーターの育成をし利益を取っていく王道の流れを意識しネットショップを運営しましょう。
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