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アマゾンにおけるSEO対策
アマゾンで販売を始めたのに全く商品が売れないという悩みを抱えているケースは耳にすることが多いです。「時間をかけて商品登録をしたにも関わらずアクセスが伸び悩んでしまっている」「価格では勝負できるはずなのになぜか売れない」など、仕込んだ商品が売れないことにストレスを抱えているショップの方は、一度アマゾン内におけるSEO対策を見直した方が良いかもしれません。
ネット販売をする上で、サイト内SEOは攻略すべき優先課題の一つでアマゾンにおいても積極的に取り組んでいく必要があります。しかしながら、いったいどんな要素がアマゾンにおいて上位表示させるためのポイントなのかわからない方もいらっしゃると思います。このページではそんな方に向けて、アマゾンSEO対策についてご説明していきます。
Amazonセラー 独自のアルゴリズム「A9」
皆さんはA9という言葉をご存知でしょうか?これはアマゾン内の検索エンジンに用いられているアルゴリズムの名称です。アマゾンや楽天、ヤフーなどのネットモールだけでなく、グーグルなどの検索エンジンにおいても独自アルゴリズムを使用し、検索された際にどのページが上位に表示されるか(いわゆるSEO順位)が決定されています。
このアルゴリズムの目的はユーザーが求めた情報を的確に提供することなので、日々更新され、その時々におけるベストな商品情報を提示します。つまりA9とはアマゾンの中で検索された際にどの商品を上位に表示させるのがベストか判断し、常にユーザーにマッチした商品を表示するシステムなのです。
それではアマゾンにおいてSEO順位決定する4つの具体的な要素をみていきます。
販売実績(販売個数)
もっと踏み込んで言うならば直近の販売個数です。ある期間に一時的に売上が伸びた商品よりも、継続的に売れ続けている商品が上位表示されるケースが多いです。アマゾンのA9についてしっかり理解している一部の企業は、最初は利益を取らずに数を販売しレビューが溜まり継続的な売上が見込めそうになると価格を上げるという戦略を取っています。また、価格を吊り上げたが故に販売数が落ちSEO順位も落ちてきたら、再度価格を下げて対策をしたりもします。
カスタマーレビュー
こちらは単純明快です。星4と星5がどれくらいの数あり、そしてどの程度の割合あるのかが見られています。低評価が多い商品の場合、先ほどご説明したユーザーが求める情報を的確に表示させるというA9の目的に反してしまうため、レビューが多くても上位表示はされづらくなってしまいます。
転換率(成約率)とクリック率
転換率は商品ページに訪れたユーザーの購入率とも言い換えることができます。アマゾンの場合はユニットセッション率という表記で表され、この割合が高いほど上位表示されやすい傾向があります。ユニットセッション率を高めるためには、最適なキーワードによる流入を意識することやFBAの利用をすることがポイントとなります。アクセス数だけを意識しクリックが取れそうなキーワードでSEO対策をするとユニットセッション率が下がってしまうので注意しましょう。
SEOを意識したページ内キーワード
商品ページ内のワードはすべて検索対象となっているため、いかに自然な文章でSEO対策をしたいキーワードを盛り込むことができるのかがポイントです。闇雲にクリックが取れそうなワードを羅列することはもっとも質の悪いSEO対策なので絶対に避ける必要があります。大切なのはいかに自然にキーワードを使用し、ユーザーの求めている以上の情報を提供できるのかです。
以上がアマゾンのSEO対策のポイントです。
SEO対策すべき商品情報箇所
続いてはSEO対策をすべき具体的な商品ページ部分についてご説明していきます。重要な箇所は全部で5つで、タイトル、キーワード、箇条書き、商品説明(商品紹介コンテンツ)、商品詳細情報です。それでは順番に見ていきましょう。
タイトル
タイトルは闇雲に関連ワードを羅列して長くするのではなく、左から順番にポイントとなるワードを使用することが肝心です。サジェスト機能やキーワードプランナーを利用して旬なキーワードを探したりすることも一つの手ですね。関連ワードの羅列は、重要度が分散してしまい上位表示がされにくくなる可能性が高まるので絶対に避けましょう。
キーワード
複数のキーワードを入力出来るからといって、関係が無いキーワードを入力してしまうと検索エンジンからブロックされてしまったり、成約率が落ちて、商品の売上げが落ちてしまう可能性もありますので、必ず関連性がある単語のみ入力するようにしましょう。
具体的には
・商品名
・成分(素材)名
・ブランド名
・型番であれば品番
・ターゲット(女性用、レディース、男性用、ユニセックス、スマホケースなら、iphone8などの機種名)
・製品の状態(訳あり、新品、国産)
といったワードはもちろん、競合となる、もしくは同じお客様が購入する可能性が高そうな製品の商品名を入れることも効果的です。読み込まれる文字数に制限がありますので、よりボリュームが多いワードや上位表示を狙えるワードを見極め組み合わせて検索対策を施すことがポイントです。
<商材:着圧ソックスの例>
※薬事表現を記載しますとAmazonから出品取り消しや警告をもらう可能性がありますので、十分ご注意ください。
箇条書き
アマゾンは情報量が多いページを好む傾向がありますので5つすべてを利用しましょう。タイトルに入れたくても我慢した関連キーワードやその商品の売りとなるワードを自然な文章で盛り込み、簡素な情報で終わらせてしまわないように注意です。
商品説明
商品説明は多くの情報を記載できる項目ですので上記の箇条書き項目で記載したからと手を抜いてはいけません。関連キーワードを盛り込むことはもちろん、さらに一歩踏み込んだ内容を書くことを通じてロングテールにお客さんを呼び込めるような項目ですので細かい情報まで気を使うことをおすすめします。文字数は1500字が目安です。
商品詳細情報
箇条書きの項目でも触れましたが、アマゾンは豊富な商品情報を好む傾向があるのでこちらの項目もできる限り埋めるようにしましょう。
検索上位表示以上に大切なこと
ここで一歩進んだ内容のSEO対策をご紹介します。SEO対策というと「検索順位」ばかりに目が行きがちですが本当に売上のために重要なのは順位だけなのでしょうか。弊社は、必ずしも検索結果で1位を取ることだけを狙っている訳ではありません。弊社の目的はあくまで売上を伸ばすことです。1位を取ることは大きな意味があり取り組むべき内容ではありますが、最重要課題ではないのです。
では何が重要であるのか?
以下の例をご覧ください。
例)「パール ネックレス 入学式」と言うワードを、アマゾンで検索した場合
前提:以下に出てくるA社とB社の取扱商品は共にパールネックレスで同じユーザー層をターゲットとしています。
A社の商品は、1ページ目の1番上に表示され、ある期間に1,000クリック取れています。
B社の商品は検索結果1位ではないものの検索結果1ページ目に9商品表示されており、9ページの合計クリック数は2,000クリックを超えています。
もうお気づきの方も多いかと思いますが、
重要なポイントは、「パール ネックレス 入学式」のキーワードで検索した際の自社商品ページへの流入数なのです。
流入数が多ければ多いほど売上に繋がります。
そもそも、SEO対策の目的は集客をすること、多くのお客さんを商品ページに呼び込み購入に繋げることのはずですよね。A社とB社どちらが好ましい状況にあるかは一目瞭然ですね!検索順位はもちろん大切ですが、検索シェア(占有率)はそれ以上に重要なポイントになり得ます。
弊社はこのようなモール内における占有率や商品レビュー数の推移などのデータを独自のツールで解析しながら、SEO対策を実施しています。これらを統合的に分析しながら、戦略的、また効率的にSEO対策を打っていますので、他社よりも一歩進んだSEO対策を施すことができます。
Amazonで売上をアップさせるために重要なSEOについて紹介をさせていただきました。 実際に出品している商品の場合には、どんなSEO対策が有効なのか、またどの商品から優先的に対策をしていったらいいのかなど もう一歩進んだSEO対策に関しては、ぜひ下記の無料お問い合わせフォームよりご連絡ください。 SEO対策のみならず、Amazonで売上を上げるために必要な多種多様な手段をご紹介させていただきます。
その他、Amazonの運営全般に関するお悩みに関してはこちらにまとめておりますので、ぜひご覧ください。
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