せっかくAmazonで出品したのに、全く売れない。
今まさにそのような状況の方はいらっしゃいませんか?
売れないどころか検索しても自分の商品が見つからない、あるいは何ページもクリックしないと出てこない・・・・。これではどれだけ良い商品であったとしても売れません。
売上を立てるにはSEOの攻略は必須。でもどうやれば良いか分からない。そんなあなたに、【正しく検索にヒットさせる方法】についてお話しいたします。
またAmazonで「購入したい商品を検索しても出ない!」という時の対処法についてもあわせてご紹介するので、そちらについても参考にしてください。
Contents
Amazon(アマゾン)の検索キーワードを設定する場所
アルゴリズムを理解しましょう
「顧客第一」という経営理念のもと、Amazon独自のアルゴリズムがAmazonの検索順位を決めています。ユーザーがクリックしやすい検索上位に商品を表示させるためには、Amazonのアルゴリズムに「ユーザーが欲しい商品はこれだ」と認識させる必要があります。
そこで対策するべき項目が「商品タイトル」「検索キーワードボックス」「商品の仕様」の3か所となります。細かく正しくセットすることで誰でも攻略することが出来ます。順番に見ていきましょう。
キーワードの探し方
まずセットするべきキーワード探しから始めましょう。キーワード調査に効果的な方法を挙げます。
- Amazon検索サジェスト
- Amazon競合商品調査
- Googleサジェスト
- Googleキーワードプランナー
- Googleトレンド
- Amazon検索サジェスト
“サジェスト”とは、予測変換機能を意味し、Amazonの検索窓に探したい商品のキーワードを入力すると、そのキーワードで一緒によく検索されているキーワードが表示されます。これがサジェストです。
例えば、検索画面に「シャンプー」と打ち込むと下記のようなサジェストキーワードが出てきます。
シャンプー メンズ
シャンプー 詰め替え
シャンプー 美容室専売品 人気
さらに「シャンプー メンズ」と検索画面に入力すると、下記のサジェストキーワードが表示されます。
シャンプー メンズ スカルプ
シャンプー メンズ 育毛
この結果から、メンズ向けのシャンプーを販売している場合は、「シャンプー メンズ スカルプ ・・・」というようなキーワードを、後述する登録場所に設定することで、より多くのユーザーの検索結果にヒットさせることが出来ます。上記のやり方からご自身の商品に関連するキーワードをAmazon検索画面に入力し、集客ができるキーワードを見つけましょう。
- Amazon競合商品調査
同じジャンルの他社商品で、既に検索画面の上位に表示されている商品の商品名を調査することもおススメです。例を挙げると、「シャンプー メンズ」とAmazonで検索をして、上位に表示される競合の商品タイトルから頻度良く設定されているキーワードを見つけます。1ページ目に出ている他社商品を確認し、自社商品の商品名に設定することで検索にヒットする確率が格段に向上します。
- Googleサジェスト
Googleの検索画面にもAmazonと同じようにサジェスト機能があるので、ユーザーが検索しているキーワードをチェックします。やり方はAmazonで調べる時と全く同じです。
同じキーワードを検索しても、Amazonの検索サジェストとGoogleの検索サジェストでは違う気ワードが出てくると思います。優先度が高いのはGoogleのサジェストよりもAmazon内のサジェストの方が優先されますが、ですが、他社がまだ設定できていなかったキーワードや、これからAmazonでも検索ボリュームが高くなる可能性を秘めたキーワードを発見できるかもしれません。
- Googleキーワードプランナー
商品の関連キーワードがどのぐらい検索されているのか調査することが出来ます。キーワードプランナーは幅の広い類似ワードを抽出してくれるので、様々なキーワードを拾ってくることが出来ます。またGoogleにおけるキーワードの市場の規模を把握することも出来るので、そういった面でも参考にできる部分は多いでしょう。
- Googleトレンド
このツールは、最近話題になっているキーワードを表示してくれます。例えば、「シャンプー メンズ」を入力してみると、下記のようなキーワードが急激増加のキーワードとして出現してきました。
バイタリズム シャンプー
オルビス ミスター シャンプー
リデン シャンプー
このようなトレンドワードは、Amazonでも検索ボリュームの大きいキーワードになることもあり、競合を調査することに関しても良いツールとなります。
商品タイトルの設定方法
それではいよいよ設定を始めます。商品名は購入してもらうための初めの認知の場所となります。商品名には重要なキーワードを入れ込みましょう。長くなりすぎるとユーザーにとって読みやすいものでなくなるため、商品名の先頭から順番に大事なキーワードを入れるのがコツです。
また商品名には文字数制限があります。具体的には500バイト未満となっており、日本語だけであれば166文字まで。ファッションカテゴリーの商品であれば250バイト未満のため、83文字が目安となってきます。(※2022年4月現在)
検索キーワードボックス
検索キーワードは「検索キーワードボックス」に入力をしていきます。セラーセントラルの「在庫」タブで「在庫管理」をクリックし、各商品の「詳細の編集」を開き、「キーワード」タブをクリックします。そこが「検索キーワードボックス」となるので、集めた検索キーワードを入力していきます。
検索キーワードの長さは500バイト未満とAmazonによって制限されており、ファッションカテゴリーにおいては250バイト未満とガイドラインで設定されているので、注意ポイントです。日本語は1文字=3~4バイトで、英数字は1文字=1バイトなので覚えておきましょう。「検索キーワードボックス」ではバイト数がカウントされているのでそこで確認しても良いですし、バイト数をオーバーしていれば入力停止が自動的に行われます。
また使用がNGの検索キーワードもAmazonによって設定されているので、Amazonのガイドラインサイトで事前に確認をしておきましょう。(効果的に検索キーワードを使用する)
商品の仕様
商品紹介文と商品紹介コンテンツにも検索されるであろうキーワードをたくさんセットしましょう。どちらの箇所も他社商品との差別化が明確に作れるところなので、重要なキーワードを使いつつ商品のベネフィットが伝えられるような文章を作りましょう。
また商品紹介コンテンツでは登録画像へのキーワードの設定も出来るので、そこでもキーワードをセットしましょう。テキスト量や画像のキーワードがGoogleにおけるSEOにも大きく影響するので、丁寧に作り込ましょう。
検索にヒットしないのは何故?
上記のやり方でせっかく重要なキーワードを設定したたにも関わらず、検索しても自身の商品がヒットされない場合は、「検索キーワードが登録できていない」「商品情報が登録されてない、もしくは在庫が入ってない」という、2つの原因が考えられます。
検索キーワードが反映できているかチェック
実際にAmazonで「ASIN+検索キーワード」で検索してみましょう。自身の商品が出てくれば、検索キーワードがきちんと反映されていることになります。表示されない場合は検索キーワードを再度登録する等、対処をしましょう。半角スペースを空けることで複数のキーワードを繋げて検索することも出来ます。
ちなみにASIN=Amazon Standard Identification Numbersの略語で、Amazonに登録している商品の全てに設定されている英数字10桁の番号です。ASINを用いることで商品が特定できるのです。
ASINが検索できない4つの要因
「ASIN+検索キーワード」で上手く検索に表示されないケースがあります。要因としては、「親ASINで検索している」「ブラウズノードが設定できていない」「出品情報がない」「商品の発売日を明日以降にしている」。これらの要因について解説していきます。
親ASINで検索している
Amazonには親子関係にあるバリエーション商品のASINというのが多数あります。カラーやサイズが複数ある場合、初めに親ASINとなる商品を登録し、その後に子ASINとしてバリエーションを登録していきます。このような場合であれば、検索結果に親ASINは反映されません。もし検索が上手くできていないのであれば親ASINを用いている可能性があります。
ブラウズノードが設定できていない
ASINにはそれぞれブラウズノードを正しく割り当てる必要があるので、ASINが表示されない時は確認をするのも手でしょう。ブラウズノードが未設定なのであれば「商品の分類ツール」または「ブラウズツリーガイド」を用いて設定しましょう。
出品情報がない
ASINを検索するには出品情報が必須です。出品情報を追加する際には販売価格や数量、公開日などのデータ提供が必要となってきます。商品登録から追加するか、もしくは在庫テンプレートを使って一括登録しましょう。(在庫ファイルテンプレートの作成)
商品の発売日を明日以降にしている
最後の要因ですが、商品の発売日を明日以降にしているケースです。現段階では商品が購入できないステータスとなるので、検索に表示されません。こういった場合は、発売日を過去の日付に設定してあげれば良いでしょう。
Amazonで検索できないときの対処法
Amazonでショッピングをするユーザー側の立場となった時、「検索をしても商品が出てこない・・」なんて経験はありませんか?
検索する際に「商品カテゴリー」をつける
カテゴリーを選択することが、商品を見つけるための重要なポイントとなります。検索窓の左にある「すべて▼」からカテゴリーをプルダウンで選択できるようになっているので、ここでカテゴリー選択をしましょう。
例えば、「ダイエット本が欲しい」という場合。カテゴリーを「すべて」のまま「ダイエット」と検索するとダイエットにちなんだ食品が表示されます。
しかし、カテゴリーを「本」として再度検索してみると、ちゃんとダイエット本が表示されるようになりました。
Amazon側に原因がある場合
これは稀なケースではありますが、Amazon側のシステム不具合により、検索のエラーが起きることがあります。こういった場合はシステムの復旧を待つほかありません。検索に違和感があれば、SNS等で最新の情報を検索するようにしましょう。また改めてWi-Fi環境や端末に異常がないかも確認しましょう。検索ブラウザやアプリを閉じて再起動すると正しい挙動に戻ることもあります。
さらに売り上げを伸ばす方法
検索ヒットを正しく設定したとしても、ボリュームの大きなキーワードであれば2ページ目以降に表示される、なんてことも少なくありません。Amazonの場合はユーザーの7割は1ページ目に表示されている商品から購入しているというデータもあります。売上を安定的に作ろうとすると、検索上位に表示させることを意識しましょう。Amazonの検索を最適化させる方法をいくつか挙げましょう。
一定期間の売上を伸ばす
Amazonでは、直近でユーザーに多く購入されている商品が検索上位に表示される傾向にあります。その期間が7日から14日と言われています。そのことから、短期間で売り上げを作ることが効果的になります。
例えば簡単なテクニックですが、相場が20,000円の商品を販売するとします。同じような価格である20,000円で販売すると競合商品に埋もれるので、短期間だけ10,000円に値下げして販売するとします。そうすると他の商品よりも選ばれる理由を作れたことになるので、購入数が増やせるというテクニックです。この方法である程度検索順位が上がれば、本来売りたい価格である20,000円に戻せばOKです。
FBA出品を利用する
FBA=Fulfillment By Amazonの略語です。FBA出品とは、Amazonの倉庫に商品を納品し、売れたらAmazon側に配送をしてもらうサービスのことです。FBA化することでAmazonプライム会員限定サービスの対象商品になり、「お急ぎ便」等が利用できるようになります。また配送者がAmazonと表示されるため、商品の信頼度が高まり、CVRを大幅に向上させてくれます。ただしこのプログラムには手数料がかかるので、そこだけ注意しましょう。
・FBA手数料(配送時の手数料)
・在庫保管手数料
・長期在庫保管手数料
・FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料
・購入者返品手数料
・在庫保管超過手数料
FBA利用前にあらかじめ手数料を計算しておき、十分な利益が得られることを確認してから実施しましょう。
まとめ
今回は適切なキーワードを配置し、表示されるようになるまでをお伝えしました。そこから更に上位にSEOを上げていくには様々なテクニックがあります。
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